ストロベリー・パニック 第1話「櫻の丘」 ★×6

はい、どう見ても百合でした。
始まりから、玉青に遭遇した後の流れが第1話にしては唐突過ぎたり、玉青の渚砂を好きになる内的動機が乏しかったりと、やや脚本に難あり。しかして、学園の窮屈な雰囲気はよく伝わってきました。キャラもどばっと出すのでなく、ちびちびと出してくれるのでなんとかついていけそうです。
ただ、本気で百合をやろうとしているのかと言うと、「記号的な百合要素」を散りばめるだけで、心情的な盛り上げが無いように見受けられます。新入生も見てるんだろうし、あんまり強く言い過ぎると単なる頭おかしい奴に思われそうだがやるからにはガチ百合だろ。
このアニメに対しては高度な内容は求めたりはしないので、少女たちの熱いパッションで視聴者たちの煩悩を掻き立ててほしいところ。
それとあのEDについて触れないのは中原麻衣ファンとしてのせめてもの優しさ。

2006年4月新番組アニメ第一次総評

これでとりあえず一通り新番組ラッシュは終わりました。
今回の新番組で私的に及第点に達したのは以下のアニメです。(順不同)

ギリギリ及第点ラインは以下の通り。

結果的には今期の視聴数は30とちょっとで収まりそうですので、なんとか学校生活は送れそうです(笑)これでも思い切って色々切ったんですけどね。

2006年4月アニメ主題歌

総評編その2。今期アニソンについて。
今まで感想であまりOP・EDに触れなかったのは、感想が月並みになってしまうと言う事情と、ここでまとめて触れておこうという意図があったからです。
今期気になったアニソンについて触れておこうと思う。

出だしの穏やかな旋律と、青年の苦悩とまっすぐさの対比の利いた曲調が好感触。私としてはこういう男らしい歌を推すことは珍しいです。

子供向けアニメの如き健全な明るさと、歌詞がよいです。
「何百万年過ぎたって この小さな幸せ守れるように 当たり前で大事なこと ずっとずっとずっと 伝えたいよ〜♪」
とまぁ、こういう歌詞に弱いのは何度も言ってる気がするんで。ま、カラオケで「ン・パカマーチ」を愛好するような人間だから仕方ないよな。多分アニメの内容がこの歌詞のようになってきたら、この歌聴くだけで泣くんだろうなぁ。

もしかしたら勘違いされてるかもしれないからちゃんと言っておきますけど、私はギャグとかでなく、本当に心の底から桜蘭高校は楽しいアニメだと思ってます。ここまでエンターテイメントとして成立してるアニメも近年稀だと思うくらいに。
そしてこのOPも本当に推します。歌から伝わるちょっとしたドタバタ感と女性の心の芽生えとドキドキ感が作品の内容とマッチしている。確かに「乙女の美学」を感じる曲ですね。それにOPアニメーションの、次から次へと現れる美麗男子たちの「誰でもご指名どうぞ」の感じがすでにひとつの作品として成立していて、本当に秀逸。こりゃ無如意が買ったらすぐ借りに行かないと。

これ歌ってる「妖精帝國」というのがどんな方か全く知らないんですが(どうやらギャルゲー主題歌のようだけど)良い曲だと思います。妖しげで、艶やかで、儀式めいた、それでいてアニソンとしても意識されてる。初めてアリプロ聴いた時のちょっと痺れた感じを少し思い出しました。

現時点で今期最も良かったアニソン。Aice5の待ち遠しかったアニメ主題歌であるというのはもちろんだけど、そこでラブソングでなく、友情を歌った曲で来たのはすごくらしいなぁと思いました。かしましい女の子達の有様をラフに表現しながらも、「強く結ばれた絆友情!」の歌詞で上手くひとつの気持ちとしてまとめ上げられています。絶対CD買います!

折笠富美子さんの久々のシングル。可愛らしい曲。歌詞は女の子ワードでいっぱい。

能登はやっぱりこういうやや朗読めいた曲のほうが向いているなぁ、と。作品の内容とあわせて、少し痛い気持ちにさせられます。これなら作品にあわせてラブソングでなく、親子の情愛をテーマにした方がもっとよかったかもしれません。にしても曲調が新居昭乃に似ている…。


今期は数が多いわりに前期よりストライクゾーンな曲が少なかったかな?と思いますが、これはこれで粒ぞろいということで。そもそもまだそう何度も聞いたわけじゃないですし、アニメが進むにつれて曲と内容がすんなりと想起されるようになってくるかもしれない。そういう意味ではこれはあくまで暫定的な評価に過ぎません。