CDに付いてたシリアルを適当に応募したら、たまたま当たったから行ったライブ

結論から言うと、チケットのお値段以上の価値があった。
μ's原理主義って訳じゃないんだけど、Aqoursはそんなに興味ないというか、
ラブライブシリーズだからとりあえず追ってる程度の人間だが、これは良いものだった。
サンシャインを再評価せざるを得ない。


セトリは以下のとおり
1.君のこころは輝いてるかい?
2.Step!ZERO to ONE
3.HAPPY PARTY TRAIN
4.少女以上の恋がしたい
5.青空Jumping Heart
6.ダイスキだったらダイジョウブ
7.Waku-Waku-Week!
8.G線上のシンデレラ
9.想いよひとつになれ(9人バージョン)
10.聖なる日の祈り
11.ジングルベルがとまらない
12.MY舞☆TONIGHT
13.待ってて愛のうた
14.未熟DREAMER
15.WATER BLUE NEW WORLD
16.キセキヒカル(with オーケストラ)
17.Awaken the power
18.No.10
19.勇気はどこに?君の胸に!
EN1.未来の僕らは知ってるよ
EN2.WONDERFUL STORIES
EN3.Thank you, FRIENDS!!


一曲ずつでなく、印象に残った曲だけ紹介。

梨香子氏がステージ上のピアノを実際に演奏しただけでも、相当インパクトはあったのだが、
ピアノから立ち上がり、2年生メンバー同士が合流し、いっしょに歌い始めたときはぞくっときた。
μ'sの「これからのSomeday」でものぞえりを参加させるという試みはあったが、こっちの方が9人で1つのチームであるというメッセージがより強く感じられた。

Aqoursの中でも特に好きな曲その1。
アニメの劇中でのライブの演出を、三次元でも実際に再現してやろうという意欲が凄く伝わってきた。
あのアニメにもあった、9色の垂れ下がった帯が画面に映し出されてるやつをほぼほぼ再現していた。
これはドームの大画面じゃないと映えないだろう。
それだけでなく、曲の終盤にはステージ上に本物の花火が降り注いでいた。
こういう大胆な演出もドームのような大きい箱じゃないとできない。

  • 15.WATER BLUE NEW WORLD

14曲目と15曲目の間には幕間でオーケストラの演奏によるアニメダイジェストがあったんだが、それがとても良いものだった。
「起こそうキセキを!」が演奏される中、廃校確定からラブライブ全国大会出場までのハイライトが映し出されたが、これが大変胸アツ。
なんか、サンシャインってとても面白いアニメだったように思えてきた。


そして、全国大会決勝が始まるというところで、画面が割れ、全長20メートルほどの船に乗ってAqoursが登場。WATER BLUE NEW WORLDを熱唱した。
そんなでかい船が画面を割って登場するとは思ってなかったから、普通にびっくりした。
また、ダイジェスト映像と、実際の歌との繋ぎが絶妙で、文字通り「画面から飛び出してきたような」を物理的にやってのけた訳だが、二次元と三次元の壁を突き破ってやろうぜ!という熱い思いが伝わってきた。
潤沢な資金をかければこんなこともできるのかと、素直に感心してしまった。

  • 16.キセキヒカル(with オーケストラ)

引き続き船上での歌とダンスが続く。
オーケストラの生演奏と船上でのダンスというシチュエーションが、さながらミュージカルのようであり、テレビシリーズの続きを観てるような気分でもあった。
ラブライブの特徴である大げさに誇張されたライブというものを現実で再現しきっていた。
この曲を聴いている辺りで二次元と三次元の境目がかなり曖昧になっているような感覚に陥った。
二次元と三次元との境界を超える。これがラブライブというプロジェクトが目指していたものなのかもしれない…。

  • 17.Awaken the power

Aqoursの中でも特に好きな曲その2。
スペシャルゲストでSaint Snowが登場。この2人が来るとは思っていなかったので、相当なサプライズだった。
やっぱり曲中に「ハイハイハイ!」とかのコールがある曲は楽しい。

  • EN2.WONDERFUL STORIES

ご存知の通り、アニメ最後の劇中歌。
今までのアニメをなぞるようなライブ展開の最終盤にアニメ最後の曲を聴いたためか、
サンシャインのアニメシリーズのことを思い出しながら聴き入った。
色々思い出してみると、案外サンシャインというアニメのことを僕は結構好きだったのかもしれない、と思い込ませるくらいには力のある曲だった。

  • 今回のまとめ

・ライブは金がかかっていればかかっているほど良い。プリパラのライブばかりで、安いライブに慣れ過ぎていたのかもしれん。
・アクアシップやオーケストラといった舞台演出の点ではμ'sを超えていた。舞台演出は日進月歩なのだと古参の人間として感心した。
・ファンミの時は完全に声優コンテンツだったが、今回のライブはちゃんと作品に寄せていて、二次元と三次元の架け橋たりえる内容だった。
・ドームコンサートや紅白出場等、μ'sをなぞっている部分もあるが、それでも無印のラブライブのときにもあった「伝説が始まる」と予感させるライブだった。



このレベルの内容なら今後もある程度積極的に参加したいと思うものだった。
アジアツアーに5thライブが控えているので、チケットの入手難易度次第では次も狙ってみたいと思う。


アニメの方も、俄然劇場版が楽しみになってきたので、テレビシリーズを見直してその時を待つ。