涼宮ハルヒの憂鬱 第14話「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵ」 ★×8

ハルヒはこんなにも弱い女の子だったんですね。やきもち焼いて、自分の思い通りに行かないと思ったら、こんな世界はなくなってしまえばいいと願う、普通の女の子。
どうもこの作品、「恋愛物語」として見ると、今までのエピソードも含め、ただ一人の男の子と結ばれたいと思い、恋焦がれつつも素直になれない、か細くも情動的な、どこにでもある普通のお話。現実の出来事の中で最も「物語」に近い経験は「恋愛」だというものだけど、なるほど、そんなものなのかもしれない。
どうやら涼宮ハルヒの憂鬱Ⅵを最後に持ってきた意図は、このエピソードを見ることによって今までのエピソードが「男の子がいて女の子がいる、ごく普通の物語」であることを隠し通すためだったように思う。この最終回を見たことで今までなんとなく感じていた「日常物語としての涼宮ハルヒ」の正体が分かったように思います。恋する心を誇張すればこれくらいすっ飛んだSFくらいに日常を変える。この構造に気づいてしまえば「退屈」も「孤島症候群」も「ライブアライブ」も「サムデイ」も本当に普通の物語だったりする。
不思議な世界で、謎の巨人が学校を破壊する、そんな世界を好きな人の手を繋いで駆け抜ける。それは少女の夢見る当たり前な気持ちそのもの。
まるまる14話騙され抜きましたよ。その巧みさ脱帽します。そこまで知ったうえで時系列順で見返したら、絶対新しい発見があるに決まってますね。時間が出来次第決行するべし、自分。


それと多くの人が思っているとは思うのですが、交響曲に過剰な自問自答、「あいつらにまた会いたいんだよ!」の台詞。どうもエヴァを想起させますよね?もしかして「他者との遭遇」というテーマにおいてエヴァっぽいなにかがあるのかもしれんな。まぁ、また考えてみますよ。

HEY!HEY!HEY!@平野綾を見たよ

思ったより待遇良かった。少なくとも水樹奈々のときの「アキバ系なん?」に比べたら明らかにトーク番組ぽかった。番組の真ん中らへんに出演させてもらってたし、奈々より待遇良し。
ザンネンなのがGod knows...がちょびっとしか映らんかったところやな。ま、歌すら歌えなかった奈々より待遇はいいか…。
それにしてもあやちゃんは不思議ちゃん全開でしたとさ。これもきっとフジスタッフの編集マジックに違いない。