獣王星 chapter01「運命」 ★×5

アニメの雰囲気、というよりは狂言かかった劇場の雰囲気。主人公が説明も無いままに理不尽にも絶望の淵に立たされるのもほとんどオペラとかの類である悲劇のよう。ストーリーの筋で見せると言うよりも、舞台設定で興味を持続させている。そういう意味でもやはり劇場の類。それらに加えキャラのデザインもあいまって、90年代初め辺りの漫画の香りを露骨に感じたのは私だけでしょうか?
酷な言い方をすれば、現代アニメを観ている人間の感性には合わない。数多あるアニメの中でも、ガラスの艦隊と並んで浮いてしまっている印象。