ゼーガペイン 第10話「また、夏が来る」 ★×6

最後の打ち上げ花火とか青春し過ぎです。青春片道切符満喫しまくり。多分あれが健全な高校生の幸せってやつなんだな。
気になるのはセレブラントが「矛盾に気づいた人達」だということ。今までの作品の筋どおりに考えれば、矛盾って言うのは人の目には他人なんて映っていないって矛盾。もっと言い方を変えれば社会が人間に対して無関心であることの違和感。人間が利己的にしか生きていないことのおかしさ、エゴイストの自覚は思春期打破の第一歩ですからね。
それとソゴルは悩むところと、勢いで行動してしまうところのバランス感覚が実に優れている。理知的なんだけど、馬鹿なところもある。この前の夢使いの感想じゃないけど、うだうだ悩むだけじゃなくて、それを外にぶつけちゃえるところが奴の主役たるゆえんです。エヴァから10年、うじうじと悩むだけの主人公像からやっと前進したって感じです。