がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第6話「シナモンシュガーレイズド・ハピネス」 ★×8

やっぱりこの作品の題材って言うのは「リアルなコミュニケーション時間」ですね。
みかんとむつきが家を抜け出して夜の街に遊びに行く場面。そこのミスドで二人の趣味が合わないって話があったじゃないですか。あの場面にいたく痺れるものを感じましたな。
前回も言いましたが、本来ならはしょられるような会話の場面であっても、そこを描こうとするところ。それと、「趣味が合わない=共通話題がない」という一見した恐怖と、それを越えたところにコミュニケーションが存在しているってことを示した点。少なくとも、このことをアニメで示したことがある作品は、僕は記憶がない。結局のところ、趣味って言う知識のストックで会話を成立させるのが会話じゃなくって、相手と過ごして、共有した経験から話題が生まれるってもんですね、友達っていうのは。まぁ、趣味の話以外の話をしようとしたところで会話が終わっちゃってるのは、ごくごくパーソナルな、お互いにしか分からない話を始めたから?
その後の、夜の街を遊び歩く場面も青春100パーセントって感じで、俺もあんな青春を送りたかったよ。テスト前日に明け方の海を見るなんて、マジときめきますね!双樹と恋太郎が夜の街を遊びまわってたのを思い出す。
補足。むつきって、今まで存在に若干の不和を感じていのだが、むつきの正体ってずばりキラキラなんじゃないですかね?つまり、クラスに必ずいる、人付き合い多くて、面倒見よくて、コミュニケーションが積極的で、スポーツとかをやっていて人に誇れるような経験をしていて、そんなリア充な一般人。こんなことをあげつらってみれば、そりゃあもうキラキラ君なのは間違い無しですよ。言ってみれば当たり前なんですけど、あくまでキャラアニメだと捉えていた部分があったから、現実存在に当てはめてみたらキラキラになるって発想が今まで浮かばなかったのは、迂闊だったような。
それにしても、めえちゃんといい、みかんといい、どんだけむつきは面倒見がいいんですか?人の面倒を見るなんて、よほど自分に余裕があるか自信があるかじゃないと出来んでしょうに。でもむつきの場合は無理してるっぽいところがかなり泣かすぜ!多分本当の意味で人に好かれるタイプなのはまなびじゃなくて、むつきでしょうな。現実に5人がいたら、間違いなくむつきが社会的に求められるタイプなんでしょう。