ときめきメモリアル OnlyLove

う〜ん、こんなもんかぁ。いや、まぁ、物語としてはスマートにまとまっていたんだけど、ストーリー作品でなく、「キャラクター作品」であることを考慮したら、及第点はあげられないなぁ。
やはり個人的には水奈の憐れさが…。でもふっ切れられるようになった成長の度合いが示されているだけ、救いはあるかなぁ。つかさは逆に「ひと夏の恋が終わった少女漫画の主人公」みたいで、すげー憐れさだ。
まぁ、でも別に天宮の完全勝利って訳でもないしな。そういえば、「天宮が可愛いと思わせられるようになれば、このアニメはマジすごいですね」と言うことを自分言っていたけど、結論としてはそこまでには至らなかったな。「ときメモっぽい」部分を担っている人なのはよく分かったのだが、好きの根拠が薄弱だったよな。そのせいで、天宮の感情がどれも芝居がかって見えてしまったのは否めないし、その延長で捉えてしまうと、あの終わり方も「予定調和」の域を出るものではなかった。そんな感じ。