スケッチブック 〜full color's〜 第1話「スケッチブックの少女」★×7

原作既読、というか割と好き。+ARIAのアニメスタッフという訳で、初っ端から今期一番の期待作な訳ですよ。
つい最近まで、作業の合い間に原作のスケッチブックを何度か読み返したりしてたもんで(どうでもいいが、4コマ漫画ほど作業の合間に読むのに適したものはないと思う)、どうしても原作と比較してしまう訳ですが。
とりあえず空のフキダシ無しのセリフとかどうすんのかなーと心配してた訳ですが、人語を捨てることで再現したか…。しかし、カミナギ声の棒読みで人語を捨てられると、これはこれで可愛らしい。つーか原作で最萌えは空なんですよねー。なんか妖精が見える類の人間っぽい頭おかしい感じが。今回はそうでもないが、空はシュールな発想の持ち主です。
それにしても、結構気に入ってる声優多いのな。花澤香菜はもとより、牧野由依の棒なのも感じがいい。メイン二人が棒読みだもんな。ゆるい。空閑先輩の斎藤桃子もまたよし。あとますみんなっちゃんの漫才。
作品内容としては、だいぶ原作と変わってるなぁ、と。基本そこまでほのぼのした漫画な訳でなく、ちゃんとオチのついたギャグ漫画だからなぁ。そもそもストーリーラインとかは存在して無いしね。しかしそこをイイ話風にするのがARIAスタッフに期待するところだろう。その点では、まぁまぁ及第点。
しかしながら、4コマアニメと言えば、らきすたの、場面の移り変わりの早い、ハイテンポな4コマアニメに慣れてしまっていたから、その点で「王道4コマ漫画アニメ」な作りに久しぶりに触れて感慨深いものがある。ノリがいいのもいいが、とことんゆるいのもまた良し。
それと栗原先輩と樹々が女の子っぽくなってたのに違和感を感じるな。4コマだと、こまが小さい関係で上半身しか移らないから、見た目男に見えるし、それで全く違和感なかったからな。
昆虫・植物の薀蓄ネタとか、田辺と氷室の漫才とか、ケイトどうなんのとか、もっともっとやってもらいたいことは山ほどあるが、今後に期待。