ef - a tale of memories. 第10話 ★×6

宮子サイド終了が、あんまりに急ぎ足過ぎたかなと。
宮子の過去の話はもっと掘り下げないと、どう「自分の存在が消えるのが怖い」のか分からない。そのため、宮子の行動にはイマイチ共感も出来ない。確かに公衆電話での演出はいいんだけど、その演出で、ストーリーの厚みの無さを誤魔化しちゃいないか?
広野が景を本当の妹だと言ったのも、妥協というか、やっぱ誤魔化してる気がする。景が聞きたいのは、自分を異性と捉えているのかどうかであって、その上でいっしょにいたい訳でしょう。結局景が大人になって譲った訳ですよね。
ついでに言うと、広野が宮子に言った「絶対裏切らない」の言葉もどれだけ本気なものか。というのも、なんで宮子をそこまで好きになったのかが、今までの物語からあんまり感じ取れなかった。実際どうなんでしょうね。
総じて、キレイにまとまっているが、ストーリーの細部が穴だらけな決着の着け方だったと思う。宮子と景の対立具合を見る限り、もっと深刻な方向にも持っていけただろうに。