マジカノ 最終回「最終回ってマジですか」

最終回ギャグじゃNEEEEEEEE!!!!!!今までと全然雰囲気ちげーよチクショウ。
あのやり方どこかで見たことがあるぞと、既視感があった訳ですが、あれは「ギャラクシーエンジェル」じゃないですか。他の本編はギャグだったくせに、最終回だけシリアスに決めるのは。しかもオチがカオス。
てか、何なんじゃあ!!同じ一年を何度も何度も繰り返していたって、ホラーじゃあるまいしそんな設定いらんわっ!!あたかも何か深いモノが作品中に描かれていた印象を植え付けようという訳か?それとも高度なギャグか?確かに忘れられないアニメにはなりそうです。
真面目に話すと、あのオチの奇妙さを決定付ける要因はひとえに「今までの一年が記憶から無くなってしまう。それが未来永劫何度も繰り返される。君らはそれで幸せなのか?」という疑問を誰一人として投げかけず、春生を助けるための最善の方法を時間逆行だと信じていたことですな。他のアニメなら「別の方法」を模索するのが筋ですが、マジカノは全く運命に抗おうとはしない。それはもしかして「ラブコメの、何度も同じところをぐるぐる回って、結局は同じ事を何度も繰り返しているという構造」に対する何らかの意思表示とでも言う訳じゃあるまいな?ラストのあゆみの表情が、一話と違って笑顔になっていたのが救いか。
最終回の話はこれくらいにして、マジカノという作品全体で言えば、今期一番面白かったと思います。まずハズレらしき回が無い。どの話も安定してギャグを維持し続けた。それとマジカノのなかに嫌味になるようキャラクターがいなかったこと(でも、酒井は嫌い)。なんだかんだで皆、愛すべき登場人物だったと思う。ベスト1は舞夏だけど。