ガンパレード・オーケストラ 第24話「夏の終わりに」

私の一番気に入っていた青の章。ひたすらに平和で、繰り広げられるのは合宿の雰囲気を帯びた学校生活。島の人々は古き時代の焼き増しの如く地味にのんびりその日暮らし。
だがそれがいい
元来、暴力表現が好きでない私にとっては、理不尽な暴力で人が死んだ結果「守りたい人がいるから戦う」と結論付けるよりも、日常の小事件から垣間見た、人を大切に思う気持ちから「守りたい人がいるから戦う」と結論付けるほうが共感できる。ガンオケとしては幻獣を出さないというのはかなりの賭けだと思います。けど少なくとも私には、暴力から人は平和を願うのでなく、日々を見つめたとき人は平和を願う、という製作者の誠意が伝わりました。私もこっちの理屈のほうが好きです。