ゼロの使い魔 第6話「盗賊の正体」 ★×6

ルイズもいいんだけど、最近は才人の人柄にかなり惹かれるものがある。俗物的で煩悩が多いところは今でもよくあるステレオタイプなんですけれど、その上でいざと言うときには無鉄砲で考えなしのくせに妙に正義感はあってカッコだけは良くて、その勢いだけで危機的状況を打破してしまうところ。そのカッコつけだけで実際バケモノに立ち向かえてしまう勇者的なところ、これは一昔前のファンタジーものの主人公にあった資質ですよ。
今のアニメの主人公はもっと後ろめたいと言うか、細かいことに苦悩すると言うか、やることが小さいと言うか、そんな中、才人には「こいつなら何とかしてくれるだろう」ってオーラが滲み出てるんですよ。それが実際カッコ良かったりする訳ですから、ある意味でゼロの使い魔は正統なファンタジーの「姫と騎士」の関係性を継承してると言えると今回思いました。