ひぐらしのなく頃に 第23話 「罪滅し編 其の弐 還る処」 ★×6

.hackひぐらしが、自宅では同じ日の一時半〜二時半という流れの放送なんですが、偶然にもその日の二つの作品のテーマが同一のものであったように思われます。つまり、友人(そこに微かな恋心という打算があるかもしれないという可能性も含めて)のために、損得無しに、無力かもしれないけど何かやってやろうじゃないか、だってそれが友達だろ?という話です。
こいつらも相当に青臭いです。が、それと同時にレナに対して口先やその場限りの態度だけだったとしても、それだけのことをしてやれる連中だってことに羨ましさもありました。現実、こういうことになっても救ってくれる連中なんてそうそういないんだろうなぁ。レナの、友達って言うのはその場で楽しいことを一緒に騒ぐだけの存在って言うのは限りなく真実に近いものがあるとも思う。それを騙し騙しに過ごすために、相談するフリをしたりするんでしょうね。実際にはその友人の負うべき責任を自分からは背負いたくない。いざとなったら逃げられる位置にいる。
しかし、死体遺棄は単純に法律上免れない共犯ですからね。しかし不思議なことに、自分の中ではあの死体をリアカーに乗せて運ぶ場面を、なんか友達と死体を見に行こうって映画あったじゃないですか?あの時の軽快さ、愉快さを感じたんですよ。まぁ、あの場面見てそう思う自分が異質なんでしょうけど。
しかし、それは単に「俺達って友情溢れてるよな!」と、その状況に自己陶酔に浸ってるだけで、死体隠すのだって軽い共犯意識を楽しんでやっただけで、そんな重い意味を見出せてないかもしれない。そう思うと友情って言うのも薄弱かもしれないし。でもなんにしても.hack然り、ひぐらし然り、こういう「真の友情物語」っぽいものにはすごく憧れてしまうなぁ。