ときめきメモリアル Only Love 第11話「ときめきの記憶」 ★×8

うぉっ、今日のはなんかすっごくときめきっぽいぞっ。
携帯電話のせいでドラマに「すれ違い」を描くことが出来なくなった、とはどこかの誰かが言っていたけれど、昨今のアニメの中で、携帯電話というツールを上手いことテーマに出来た話ってなかなかない。その中でも今回の話は秀逸。
携帯の番号を今まで聞いていなかったというのもなにやら水奈らしいし、暗い部屋でケータイのメモリーを探す水奈の姿もキュンとするし、水奈というちょっと間の抜けたパーソナリティに携帯番号の交換をしていないという状況が助けられている気がします。かわいいなぁ、水奈は。
そもそもときメモって、一時代前の恋愛の原風景を映したような、素朴な恋愛物語なので、こういう題材がよく合う。う〜ん時代錯誤の昭和恋愛物語。青葉も番号を知りたくて、それで最後は二人で交換っていうのが、ピッタリとパズルのピースがはまったようで、すごくスッキリした終わり方が爽やか。
それにしても水奈は健気でかわいいかと思われますよ。ああ、健気だ。彼が来てくれないかと待ち焦がれたり、通学路を待ち伏せたり、教室まで来てみたり、本当に健気です。一昔前の少女漫画の主人公のような、この待ちの構え。こういう内気で、ただ待つことしか出来なくて、出来ることは神様に祈ることだけ。そんな女の子がたいそう好みです。やっぱハーレムアニメの能動的なヒロインより、素朴な昭和少女漫画娘の方が好きだわぁ。