レモネードbooks 2 (バンブー・コミックス)

レモネードbooks 2 (バンブー・コミックス)

レモネードbooks 2 (バンブー・コミックス)

今更感想を書きたくなる。
あれだね。女性が服をやたら買う心理が全く理解できなかったけど、本とかそんなに読めるわけもないのに、とりあえず手元に置いておきたいって言う心理と同じだっていうのは、実に理解しやすい。おじさん目から鱗が落ちました。暗に、オタクの収集癖とファッション好きが同列のところにあると言い切ったこの理論はセンセーショナルだが、かなり納得。それでこそ我が敬愛する山名沢子。
それと、「本は二人じゃ読めない。終わるまで共有することが出来ない」っていうのも真実をついているね。なんだかんだで、気づきそうで、気づかない、夢見る女の子特有の敏感な感性が山名沢子のいいところだよな。それを理屈じゃなくって、ふわふわした乙女チック回路で解決して言ってしまうところも、懐かしいようでいて、新しい時代の少女漫画。