最終回を終えてないけど、ひぐらし解について思うこと

一期シリーズはそれなりに楽しく観れたのですが、同人版を全部プレイ、つまりネタバレした状態で見ると、はっきり言って全然面白くないと感じる自分がいるわけですよ。嗚呼、悲しき哉ネタバレ。
ひぐらしに関しては、二度コメントで絡まれた経験があるんで、これはあくまで僕個人としての意見と強調しておきますが、ひぐらしが一番面白かったのは、いつぞだったか、とある晩にふと「ひぐらしの一つめの謎=行き過ぎた疑心暗鬼」と分かったときだな。でも、正直そこまでだったという感じかな。
僕にとってひぐらしの楽しみっていうのは発見の楽しみなんですよね。「○+△=A」の、Aという結論になる要素である○や△を考えて、自分で見つける楽しみやね。
で、その○や△のヒントがアニメでは毎週ちらちら出てくる。このちょびっとずつ答えあわせしてる感じが好きだった。でも、ネタバレしている以上、もうこの楽しみはスポイルされている訳で。
一期の時はレナの寄生虫説聞いているときはあんなに楽しかったのにね。今じゃ、パソコンいじりながら片手間に見てる程度にまでなってしまった。
それと、ごく個人的には、ゲームで全編やった感想としてひぐらしのフィナーレは罪滅し編だったと思ってる。それは単純にエンタメとしてあそこが一番面白かったというのがある。というより、それ以降の話は罪滅し編に比べてかなりレベルが劣ると感じた。答え合わせのための「ロジックに沿ったシナリオ」に終始し過ぎたせいで、エンタメ性が駄目になってたというのが僕の意見。
もう一つ、ひぐらしにおいて推理可能なのは、ゲームでいうところのルールXとZまでだと思うんですよね。Yはぶっちゃけ無理です。だって「雛見沢病」とか現実の知識ではどうしようもない現象だし、「東京」なんてほぼノーヒントに近くないですかね。少なくとも、それまでの間に推定は出来ても断定できる根拠は僕には見つけられなかった。まぁ、一度流しでゲームやったくらいの人には無理です。
ルールXを解いた時点で自分の中ではひぐらしは終わっていたって感じかな。Zはなんつーか人が死ぬ理由の間接的原因にはなれど、直接の原因にならないから、そもそも推理すべきだと思わなかった。だから、自分にとってはルールXが分かった時点でこの作品の推理は終わってしまったわけで。


長くなったけど、自分にとっては「罪滅し編」でひぐらしはフィナーレを迎えたと思っている。いわば、今のアニメの部分って消化試合みたいなものなんですよ。自分が結末を知っている故、試合の結果が分かりきっているという意味においても、まさに文字通りの消化試合。
そういうわけで本当に個人的意見としては今のひぐらしは全然面白くねーぜ!