ef - a tale of memories. 第12話 ★×7

やっぱり千尋は麻生のことが忘れられないですよね。これで正しいと思うし、妥当だと思う。まぁ、ちょっと展開読めたけど。
まぁ、何はともあれ、最終回までの一週間は色々とやきもきとさせてくれたし、ハッピーエンドになってくれたし、随分と楽しませてもらいました。
麻生が「小説家」を目指し、一つの物語を描き始めた、というのは上手くまとめたな、と。つまり、第一話から、今回に至るまでが、今まで千尋と過ごしてきたことを書き綴ったひとつの小説であったって訳ですよね?自分はそう解釈してますけど。
千尋サイドで毎回入る漢字二文字の中二病チックなワードは、その出来事を綴っている麻生の小説の正午との題目だったって訳ですよね。もう少し言えば、千尋に翼が生えていたりとか、ああいう恥ずかしくなるような過剰演出も、麻生の小説上の表現、その時感じた気持ちを文章から絵に写し取った表現だったわけでしょう。だからこのアニメを一つの過去を綴った小説であったために「a tale of memories.」なんでしょう。
総じて、千尋編は綺麗な物語だった。こじんまりとじた世界の中で、二人が必死にあがいて、自分達の在り方を探すという題材は純粋な箱庭だったと思う。こういう舞台設定はすごく中二病くさいけど、それをうまく物語りに纏め上げた代物はなかなかない。また、それを同人誌や漫画でなく、アニメで見れたことは貴重な経験だと思う。今期では特に印象深いアニメでした。