アイドルタイムプリパラ総評

結論から言うと、プリパラを100点とするなら、70点くらい。


良かった点

  • しゅうかとガァララ

この2人のキャラを生み出したのが最大の功績だろう。
夢見る主人公の対立キャラが夢を否定するキャラっていうのはよくあるが、努力と資金力で「夢」と呼ばれるものを片っ端から現実にできるから夢は必要ないっていうのは斬新だと思った。しゅうかは女児向けの割に、行動原理に明確な軸がある骨太なキャラで、言動の納得感が強く、見ていて気持ちよかった。物語上ゆいに負ける形になったのは仕方ないが、自分は終始しゅうかが精神的に勝っていたと思っている。
ガァララは見た目結構アダルトなんだけど、中身が完全子どもなのは、性倒錯者の趣味と合致していた。



守りたい、この笑顔。

  • みちる関連のエピソード

みちるとミーチルを巡るエピソードの完成度は高かった。
なにより、もうやり尽くしたと思っていたあろまの物語を引き出したのは高ポイント。

  • ライブの衣装がエロかった

ゆいとかみちるとかしゅうかとか。こういう要素結構重要だと思うんですよ。


悪かった点

  • 全体的に新要素が滑っていた

ダンプリ、喋らないマスコット、ヒツジ隊、地獄ミミ子、ババリオ、詩子、めがボーイ、雪男のメス、古代プリパラ、カメのかいちゃん。
ざっと思いつくだけでも、ここら辺の要素は滑っていた。
ダンプリはキンプリの後釜狙いだし、マスコットはやっぱ喋ったほうが圧倒的に存在感あるし、改心した後のミミ子は完全に持て余してるし、詩子やらヒツジ隊は前作にあったちゃん子やそふぃ様親衛隊に匹敵するインパクトがあるとも思えない。他に挙げた要素も大体そんな感じ。

  • 節目のエピソードが弱かった

にの加入は、そふぃ加入に比べたら印象薄いし、ミミ子の改心もグロ校長のエピソードに比べると弱かった。全体的に前作越えできてない感じ。

  • 46話以降のエピソードがつまらない

パックに過剰にスポットを当て過ぎ。最後赦されてたけど、言うほどパパラ宿の住民と繋がりあったか?ガァララならライブもやってて、住民との繋がりもあったから、スポット当てるならこっちだろ。素直にガァララカムバックライブでよかった。
マイドリとソラミドレッシングの同時ライブも悪くはなかったんだけど、ファルルカムバックライブ、春のグランプリでのVS響、女神との決戦からの神アイドル誕生に比べると完全に負けてる。
最終回はダンプリに媚びるんでなくて、マイドリの新曲とかがよかった。WITHの曲のカバーがシリーズのトリを務めるのって完全に消化不良でしょ。

  • 曲がプリパラに比べて全体的に弱かった

完全に好みの問題であるが、Miss.プリオネアとファララガァララ関連の曲は良いのだが、それ以外はまぁ普通。プリパラの頃は、あじみの曲然り、トリコロールやノンシュガーの曲然り、どの曲もキャッチーで個性があった。なんというか、キャラクターと曲が密接に結びついてたんだけど、アイドルタイムは曲とキャラの結びつきが弱く感じる。