涼宮ハルヒの憂鬱 第6話「孤島症候群(前編)」 ★×6

ハルヒにしては今回はずいぶん素直な話ですな。小ネタを全体に挿入し続けることで全体にある程度のトーンを維持し続けているのは流石。
どんな小ネタがあったかは他所でいろいろと賞味されているようなので、敢えて深く言及しませんが、私的にはみくるの「大好き」よりも、キョンの妹詰めのほうがツボ。萌え萌えだっつーの。
今回一番印象に残ったのは「キョン。みくるちゃん。あんた達ももっと喜びなさい。孤島には館があって、怪しい執事とメイドさ(以下略)」のやりとり。自分の楽しいと思うことをいっしょにやったり、楽しいと思うことを話したり、それくらいの押し付けがましさなら誰にでもあるものなんですけど、「私が楽しいと思うことはあなた達も楽しいと思いなさい!!」とここまであからさまに言えるのはもはや涼宮ハルヒこの人にしか出来ない芸当かと。いや、少なからずこだわりやら趣味を持っている人なら誰しも、心の奥底ではハルヒのように思っているんでしょうけど、突然そんなこと言葉で発したら現実には「は?馬鹿じゃねえの?」と思われるだけですから、普通口にはしません。
つまり、自分の感じるがままそのままに「馬鹿の一言」を発することが出来てしまうのが涼宮ハルヒという人間なんだなぁ、と。彼女は純粋のカタマリのような人間なんですよ、きっと。