ARIA The NATURAL 第25話「その 出逢いの結晶は…」 ★×7

集う人びと、試される力量、楽しむ気持ち、どれをとっても最終回っぽいお話です。
レデントーレには文化祭との雰囲気とも違う、組織によって運営されるお祭りとも違う、不思議な感覚があると思うのですよ。友達三人だけで集まってやるような個人的な感じがあるんだけど、それには多くの人が関係しているという点でしょうか。ホームパーティーとも違う、スケールの大きさも感じながらも、なんだかんだでそれを三人でやりきってしまう彼女らは実はとんでもなく仕事の出来る子なのではなかろうかとも思ってしまう。
多分私達のどの青春にも当てはまらない経験なのだろうけど、そこに懐かしいような憧れを見出すのは、子ども染みた職業的憧れと、ただ楽しいばかりの記憶しか残らない共同作業の思い出と、それに実際に何か出来るだけの能力がそこにもしあったなら、という仮定の話であり、子どものまま大人になれたらな、という淡い希望の話だからでしょう。ゆえにARIAの本質的な雰囲気を担う話として、今回は相応しいと私は思います。
青春ブラボー!ユートピア万歳!