最近のポケモンについて思うこと

ダイパになって、ゲームはやらずとも色々と調べてみたりしたんですよね。そこで思ったのが「なんか完全にパワーゲームになってる…！」ってことやね。
パワーゲームっていうと、初代の頃の「とにかく先制して、弱点さえつけば、一撃で落とせる」という時代を彷彿とさせますね。歴史は繰り返すって言うのはこのことか。
でも、あの時のパワーゲームとは事情が違う。あの時は相性ゲーム、しかも電気・地面・水の三つ巴の構図だった。しかし、現在はタイプ無視の種族値ゲームというのがぴったりやね。
もう攻撃力のインフレがスゴイのなんのって、「いかに強力な一撃を浴びせかけて、一発の攻撃で落とすか」という、それこそ本当に力押し。だから活躍できるポケモンがとんでもない超攻撃力か、とんでもない硬い砦ポケモンの二択になってる気がする。
あとは催眠ゲーム化。さいみんじゅつの性能良過ぎな上に、使えるキャラの多さゆえの汎用性のためか、眠らせたもん勝ち。
他にも色々と変わった要素があるけど、ダイパで現状になった原因は以下が考えられるやね。
①こだわりスカーフにより、遅い高攻撃力ポケモンでも先制が取れるようになった
②きあいのたすきにより、たとえ紙耐久の高攻撃力ポケモンでも、必ず一撃は相手に打撃を加えられるようになった。結果、「極端な話、どんな攻撃を受けようとも、こちらが相手を一撃で落とせれば問題ない」という戦略が成り立つようになった。
③襷の対処法として、豊富になった先制わざが使われるようになった。そして砂パや霞パの需要も高まった。その結果、こらきしの立場が無くなるぅ。
④半減の実の登場により、４倍弱点ですら一撃で落とされるケースがかなり減った。相性ゲームの場合は。だから、逆に火力重視になりがち。
⑤みがわりと能力アップの実で、極端な攻撃力やすばやさが得られる戦略が立てやすくなった。これもパワーゲーム。
⑥ガブリアスを初め、異常な攻撃力のポケモンが増えた。てか鉢巻逆鱗なんて対策なしで受けれる訳ねーだろ。
⑦インファイト・ストーンエッジの登場やフレアドライブの汎用化など、わざの威力のインフレも起こり、相性だけでは受けきれない。確かにスカーフ噴火バクフーンは強い。
⑧催眠術の命中率が６０％から７０％に増加し、かつ広角レンズやフォーカスレンズといったアイテムが出現した。そして催眠術使いに限ってメガヤンマ・クロバット・ゲンガーと速いやつが多い気がする。
⑨あとはわざ固有の物理・特殊で恩恵を受けたり、損するやつが現れる。おそらく三色パンチとシャドーボールの影響が一番大きい。そして、結果として特攻でなく、物理だけでも多くの属性に対処できるようになり、攻撃の値重視のパワーゲームを促す。
と、まぁ、自分が知らん間に色々と変化した訳ですな。ほとんどが物理ポケが有利になる話ばっかりだから、そりゃあ攻撃力のインフレも起こるでしょう。だって、こうげきの最大種属地は１６５なのに、特攻は１３５よ？どう見てもひいきでしょ。それに物理の方が１００以上の威力わざが充実している。そりゃあ、物理ポケは止まんないでしょ。
その中でも、自分の愛好するゲンガーが大幅強化されたのは嬉しい限りではあるが。初代が最強で、それ以来どうも一致わざが使えず、パッとしなかったが、前作からの浮遊＋催眠術強化＋シャドボの特殊化＋きあいだまやエナジーボールなどの登場＋襷による、反撃催眠術、と大分芸達者になったな。
ま、そんな感じ。