ef - a tale of memories. 第11話 ★×8

あーーーーーっ!これはきたな。この瞬間を待ちわびていたよ。多分、この時のためにefを見ていた。こういう、どうしようもなく切ない気持ちに浸れる瞬間のためにこのアニメを観ていたんですよね。
前半のラブラブデートがたまらなく幸せそうなもんで、これはニヤニヤせざるを得ない。これがまた千尋の一挙手一挙動可愛いもんだ。流石、基本12歳なだけはあります。まぁ、屋上でのあれこれは「俺のちひろがーーーーーーあっっ!アーーーーーーーッ!」とか思わず言ってしまいましたが。それは置いといて、その幸福感との落差が、千尋との別れを余計に痛いものにしている。
ああいうときの感情を説明するのは難しいのだが、切なくて切なくて、夜も眠れないって感じ?こういう気持ちっていうのはホント100の作品を見て二つ、三つあるかってくらいですよ。こんな気持ちになれただけで、十分この作品を見続けた価値はあった。
ただ、こういう顛末を迎えるのは現時点では必然でしたね。というのも、麻生自身が千尋の記憶がもたないという事実に、未だ感情の整理が出来ていないですからね。もやもやしたまま麻生がここまで来ちゃったもんだから、千尋が決断せざるを得なかったのでしょう。
しかし、浅生のことを忘れてしまうことはこれから先もあるであろうこと。千尋が自分のことを覚えていない。でもその度に、千尋は麻生に恋に落ちて、麻生は千尋という人間を変らず隙であり続けられるか。麻生と出会ってからの今日までの日記を破り捨てたのはそういう試練かもしれないね。